最初に紹介するのはニキシー管とそれを支持し制御する部分の制作過程です。ニキシー管って初めて聞いたという方もいらっしゃるかと思います。ニキシー管とは、1950年代頃から普及した数字や文字を表示させる電気部品です。ネオンなどの希ガスを封入したガラス管内に数字などをかたどった電極が配線されています。その数字や文字の形の電極がグロー放電することで発光させ、表示させているのです。全盛期は電子計算機や自販機の金額、タクシーメーター等、主に業務用の機器に使われていました。その後LED等が開発されて置き換わり、現在、大規模にはもう作られていません(小規模に作っているところはあるようです)。
左から2枚目の写真はニキシー管を固定させる管受けを旋盤で制作してくださっている、研究基盤総合センター工作部門の小川さんです。実行委員の枠を超えて高い専門性のある技術を使って制作してくださいました。小さい部品なのに、こんなに大きな機械を使って作るんですね!
3枚目の写真は筐体の内部にある配線です。コードの差し替えで0〜9の点灯を出来るようにしました。
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