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開催案内

 総合技術研究会2025筑波大学を開催するにあたり、全国の大学・高等専門学校および大学共同利用機関等からご参加していただく皆様を心から歓迎します。

 総合技術研究会は、日常業務で携わっている実験装置の開発、維持管理の話題から改善、改良の話題に及ぶ広範な技術的研究支援活動のほか、教育・実習支援活動等について発表する研究会です。昭和50年度に分子科学研究所で開催されて以降、全国的規模に拡大されて現在に至っています。発表内容も通常の学会等とは異なり、日常業務から生まれた創意工夫、失敗談等も重視し、技術者の交流および技術向上を図ることを目的としています。

 本学では、総合技術研究会の開催を通じて、学内外での技術職員の連携・協働を一層深化させ、また、お互いの技術を知ることにより、業務スキルのさらなる向上と教員ニーズへのより高次元での対応につなげるよう、目指しています。なお、本学は令和3年度から⽂部科学省の先端研究基盤共用促進事業コアファシリティ構築支援プログラムに採択され、育成・交流プログラムの計画や技術職員交流会の開催等を通じて技術職員の機能・能力の高度化を図るなど、技術職員の⼀層の活躍促進に向け、取り組んでいます。総合技術研究会の開催を当該事業の⼀環と位置付けて推進することとしたいと考えています。

 また、本学の第4期中期目標・中期計画では、URA、技術職員などの⾼度な研究⽀援⼈材の役割を明確にし、全学的なマネジメント体制を構築するとともに、能⼒・実績を適切に処遇に反映するシステムを整備することとしています。令和7年度には、本学の技術職員の本格的な組織を立ち上げる予定です。立ち上げには、技術職員からの意見に耳を傾けながら進めています。そのためには、技術職員同士がお互いをよく知っていることが重要であり、総合技術研究会開催という活動を通して交流が深まることを期待しています。

 本学の技術職員がこのような大きなイベントを開催するのは初めてのことであり、不慣れな職員も多いと考えますが、誠心誠意準備しておりますので、多くの方にご参加いただけることを祈念して挨拶とさせていただきます。

筑波大学学長  永田 恭介



 技術研究会は昭和51年に分子科学研究所で第1回を開催、その後、核融合科学研究所、高エネルギー加速器研究機構の3研究所が持ち回りで開催、平成13年には大学として初めて東北大学で開催、これ以降3研究所と大学で隔年開催されるようになりました。さらに、平成15年に東京大学では実験実習技術分野等を加え、「総合技術研究会」として開催し、これ以降、大学で広い分野で発表できるようなときに総合技術研究会として開催しています。また、学会とは異なり、技術職員が⽇常業務において創意工夫し、努力のなかから生まれた成果や失敗談等を発表し、技術者の交流及び技術向上を図ることを⽬的としています。近年は、科学技術の発展に伴い研究や技術開発がひとつの分野ではなく複数の分野にまたがることがしばしばあります。そのとき技術職員には高い専門知識・技術のみならず、より広範囲な知識・技術を求められるため、多分野の技術職員との連携が重要です。

 本学では、これまで技術職員を統括する組織・制度がなく、連絡会としての組織しかありませんでした。本学の第4期中期⽬標・中期計画および本学が令和3年度から採択を受けている文部科学省の先端研究基盤共用促進事業コアファシリティ構築支援プログラムの実施にあたり、技術職員の本格的な組織体制の整備を進めています。組織化に当たっては、ボトムアップも重視し、技術職員から構成される技術職員組織の在り方検討会(仮称)の意見を参考にしながら進める方針です。そのためには、技術職員同士の交流、お互いを知ることが重要です。しかし、本学の特徴のひとつにキャンパスの広さがあり、広いが故に技術職員も分散されており、技術職員同士の交流を妨げる要因となっていました。本研究会の運営にあたり、技術職員同士が交流する機会となり、連携が深まることで、よりよい組織の構築や研究者からのレベルの高い要求に応えることができると期待しています。

 最後になりましたが、全国の大学および高等専門学校、大学共同利用研究機関等の技術職員の皆様に筑波大学にお越しいただけることを心よりお待ちしています。

筑波大学副学長  重田 育照

 



 新型コロナウイルス感染症が2類から5類に変更されてから初めて開催される総合技術研究会が、総合技術研究会2025筑波大学です。執行部からの指示を受け誘致に名乗りを上げ、準備を始めたのが令和4年9月であり、当時はコロナ禍の最中で、オンサイトなのか、オンラインなのか、ハイブリッドで開催するかも決定できない中でスタートしました。また、この総技術研究会2025筑波大学は「筑波大学として開催する」ものであり、準備の立ち上げは開催準備委員会の委員に指名された10名によるものでした。しかし、筑波大学の技術職員の多くは技術研究会に参加したことがありません。そこで、半年間は技術研究会とはどんなものかの勉強会を月一で開催しました。令和5年度になり、その年度末にプレ大会を開催するということで、準備が本格化しました。特別講演、ポスター発表、口頭発表を一通りやってみる。不慣れな方が多い中、そうすれば、どんなものか感触がつかめるという思いでした。プレ大会は小規模でありながら、また、多少の不手際もあったかもしれませんが、よい経験となりました。

 筑波大学には130名程度の技術職員がいますが、実行委員として活動しているのは4分の1程度の方です。実行委員としてではなくてもお手伝いをしていただける方もいらっしゃいますが、運営するには少ない人数です。そこで、総合技術研究会2025筑波大学では、コンパクトな大会とし、少ない人数でもできる規模での開催を目指します。また、筑波大学は総合大学では珍しく体育や芸術があります。芸術には技術職員が配属されていますので、開催分野として網羅しました。

 やっと本大会ホームページを公開し、参加者を募集するまで至りました。満足のいくおもてなしができるかどうか不安な面もありますが、実行委員一同、精一杯準備をしてきました。全国から皆様が参加されることを願っております。

総合技術研究会2025筑波大学 実行委員長  小林 浩三 





開催日 2025年3月5日(水)  -  3月7日(金)
開催場所 筑波大学筑波キャンパス(茨城県つくば市天王台1-1-1)
主催 筑波大学
参加対象 全国の大学・高等専門学校および大学共同利用機関法人等に所属する技術系職員
参加費 3,000円

情報交換会
参加費

4,000円


2024年11月1日(金) 発表参加・聴講参加の募集開始
2024年12月13日(金) 発表参加締切(含む要旨)*申込多数のとき、早期に締め切らせていただくことがあります。
2025年1月6日(月) 要旨集公開
2025年1月24日(金) 聴講参加申込締切
施設見学会参加申込締切 *ただし先着順で定員に達した場合は、その時点で締め切りとなります。
2025年1月31日(金) 参加費・情報交換会費締切
2025年3月7日(金) 報告書締切


1. 機械工作・ガラス工作技術分野 

◆機械工作 ◆ガラス工作 ◆木工作 ◆電気工作 ◆教育・研究用実験装置の開発・設計・製作 他

2. 装置関係・実験装置・大型実験技術分野

◆真空,放射線,高圧,高電圧,高周波,磁石等 ◆大型装置開発 ◆大型装置運転 ◆維持管理 

◆施設運用 他

3. 回路・計測・制御技術分野

◆電力 ◆通信 ◆回路 ◆半導体 ◆信号処理 ◆制御 ◆計測 ◆データ処理・記録 

◆メカトロニクス ◆ロボット 他

4. 極低温技術分野

◆低温実験 ◆低温実験装置 ◆低温材料 ◆高圧ガス ◆液化システム 他

5. 情報・ネットワーク技術分野

◆アプリケーション開発 ◆データベース ◆ネットワーク ◆システム管理 ◆セキュリティ 

◆認証 他

6. フィールド計測・農林水産海洋技術分野

◆自然観測(地震・火山,海洋,天文等) ◆生物学 ◆農学 ◆林学 ◆水産学  ◆栽培・生産 

◆食育 ◆山岳科学 他

7. 生命科学技術分野

◆医学 ◆歯学 ◆薬学 ◆細胞・形態 ◆遺伝子・蛋白質 ◆動物実験 他

8. 分析・評価技術分野

◆分析機器管理、維持、共同利用他 ◆化学 ◆物性 ◆メカニズム 他

9. 実験・実習・社会貢献技術分野

◆実験・実習 ◆ものづくり学習 ◆課外活動 ◆地域貢献 他

10. 建築・土木・資源開発系技術分野

◆建築学 ◆土木工学 ◆自然災害・防災 ◆自然保護・環境工学 ◆循環型社会・廃棄物 

◆資源・エネルギー 他

11. 施設管理・環境安全衛生管理技術分野

◆施設整備 ◆施設維持管理 ◆施設内省エネルギー対策 ◆環境安全衛生技術 ◆作業環境測定 

◆特別管理産業廃棄物管理 ◆化学物質・薬品管理 ◆安全教育 他

12. その他

◆芸術 ◆デザイン工学 ◆グラフィック ◆その他上記11分野以外



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